日記ぺぇじの概要
  



ここはRATが思い出したように日記を書き綴るところです。
RATは基本的に病み病みなので、ここに書かれている日記はしばしば不意に消滅します。
それから、基本的に荒唐無稽なストレス発散文章で作られているので、この日記を読んでも何の特にもならない事をここに宣言します。
 
  
 
  
  
  
11月4日「うふふふ」
  
違うよ、ちょっと足りないよ。まだ足りないよ
もっと汚れよう
自己を正当化する事も出来なくなるくらい追い詰められよう
その減らず口が開かなくなるくらい打ちのめされよう
もっと頑張ろう
追い詰められよう
だってそんななまっちょろい論じゃ、
半端に生き残っちゃうもの
つらいでしょ つらいでしょ
それはつらいでしょ
出来ることならさっさと死にたいでしょ
苦しいの嫌でしょ
自分だけが納得出来る持論で首の皮一枚じゃ
やっぱり痛いでしょ
ちゃんと周囲も納得させて服従させたいでしょ
でも無理なの
それは無理なの
どうみても無理なの
だから痛いばっかりでしょ

だからもっと汚れるべき
自分も納得できない暴論で誰かを傷つけてみるべき
それは理不尽でしょ
でも元々理不尽なの
誰も救えないどころか自分すら救えてないの
苦しいの嫌でしょ?
だけど苦しい事するの?
どうしてそんな事するの?
もっとしたいの?

そんな事より楽しい事しようよ
あの人を自分の好きにしたいでしょ
この人にも好き放題したいでしょ
ほらほら やってみようよ
でも駄目なの
だって無理だもの
あなたには出来ないもの
本当に出来ないの?
やろうと思えば、出来るんじゃない?
やろうと思ってるんでしょ?
そういうの、僕は好きだよ


RATより、愛を込めて
 
  
 
  
  
  
7月29日「最近の詩いくつか」
  

遣る瀬「になる/を見つける/がない」

 日の陰る 前に ぼくら
 家を でなきゃ ならない

 きみは 小鳥の声の入った 半刻の テープ
 ずっと リピート している

 「あと、1回、きける、ネ」

 ぼくにとって それは
 どこを 聴いても 同じ 小鳥の声 だったけれど
 きみは きっと 今までの すべての 想いを
 のせて その声の 中に 虹を みてる

 ぼくら 走らなきゃ ならない
 べつべつの みちを
 ゆびさしてるのに 気付いても 泣いては いけない

 カフカスの 白馬が 四肢を力ませて 佇んでいる・・・
 小鳥の声の 全てが 反響して 重なって
 やがて 一本の 光の矢に なるんだ・・・

 白馬は それを 待っている
 光の矢の 軌跡 かがやく その先に
 耳を ぴんとたてて きみを 乗せるだろう

 ぼく きみの 遣る瀬に なれなかった

   きみは ぼくたちの いままでの 全てが
 うつくしかった と
 いとおしかった と
 あいさつ を しちゃうんだ・・・

 さびしい なんて 言っちゃったら
 きみは あわてて とんで 戻ってきてしまうから
 ぼくは ぎゅっと
 きみも ぎゅっと 自分の くちびるを 噛む

 日の陰る 前に ぼくら
 家を でなきゃ ならない
 重力レンズを かさねて のぞきこんで 見えた
 きみが ほんとうにいとしい きみだとしても!


 ぼくは 光が 翼になった
 じゆう だ よ、 って
 だれだ 言った やつは



「とわ」

 ぼくと あなたが 出会ったことは
 ひつぜんだろう? ってこともなげにいう
 わかい きみは 恋をしている

 本当は たくさんの偶然のなかの一つが
 つぼみを ひらいて こうして いまがあるって
 きみは 知っているけれど


 とわって 言葉は ちゃんと使うと やさしい
 だから きみは 恋人の前で 変わらないことを 誓う
 ちっとも むずかしくない ちいさな 部分
 「ここ」 は 絶対 変わらないよ って

 季節が それを 嘘にする って
 誰か 本当に思える人が いるかい?
 本当に ちいさな 事 なんだ
 きみは たゆたゆと 潤う 自分の胸を
 しっかりと 指差して いる

 暗転

 きみは ひとりだ
 最初から ずっと いまも
 変わらないって 自信を持って言う きみは
(あなたが どうなったって ぼくは あなたを好きでいる)
 誰にも その心を 渡す気は ない
 きみは ひとりだ

 夜の街
 いとおしい ひとり たちが ひとりひとり
 ゆらゆらと 彷徨いながらも ちゃあんと雑踏を つくる
 誰も 他人との距離を 間違えることのないように
 鬱陶しい喧騒を つくる

(とわ って この 雑踏の 中に あるんだ・・・)

 きみは 泣いてしまいそうだ
 泣いて 崩れて ほら 雑踏から
 マリアさまの 手が 差し出されるのを
 いまいま いまにも いまにも!
 ああ きみは 「ここ」 を 失うのか・・・

 きみは いま 始めて 産声をあげようとしている
 携帯電話を 握り締めて 恋人の 声を 聞こうと している
(ぼくは 永遠じゃ なかった
 いま きみの 声を 聞かないと ぼくは
 崩れてしまいそうだ)   ほら! いま きみは 光になる

 わかい きみは 恋をしている
 消えてしまいそうな 恋の 息吹を
 必死に 大切そうに 抱きかかえて
 恋人の 優しい声の 中
 きみは ひとりじゃ なくなりたいんだって
 そう 思っている事 まだ 気付かない



「影絵」

 手をあげれば 空とつながる
 一歩あるけば 陸とつながる
 ぼく どこへでもいけるよ
 ぼく どこへでもいけるよ

 睡蓮のつぼみの中で 眠る恋人も
 うろこ雲の飛び石の上を 踊る恋人も
 ぼく あいしているんだよ
 ぼく あいしている

 休日
 地球から ぼく以外の人が みんな 消え去ってしまう
 夢
 ぼく それでも あいしているって 言う?
 汎心
 あいしているって 言える?
 夕暮れ

 世界が作り出した 影
 ぼく ワントーンの愛を 切り取って
 影絵を作って 遊ぶ

 夕暮れが終わると みんな影になる
 ぼく 美しい世界を知りたいんだって
 もっともっと知りたいんだって
 そう思ってる
 でも 砂場では 遊べない
 出来たものは もう 壊してしまう他 ないから

 ぼくは ここにいるよ

 ぼく どこへでもいけるよ
 ぼく どこへでもいけるよ

 影絵の作り出す世界が 美しいのなら
 その影を作り出す 全てのものも
 美しいと思いたい そうありたい

 手をあげれば 空とつながる
 一歩あるけば 陸とつながる
 影をたどれば 全てとつながる
 ぼく どこへでもいけるよ

 ぼく これを ゲームだとは 思わない
 こんな こんな こんな 悲しいこと
 ぼく この世界を あいしているって 言う?
 あいしているって 言える?

 これから また 歩いていくの
 美しい いとおしい 影絵を 踏みながら
 ぼく どこへでもいけるよ
 だって まだ これっぽっちも あきらめていない



僕は、今、
もしくは、ずっと前から、恋をしてる。
平面から滑り出す、それは、誰だって、怖いこと。
 
  
 
  
  
  
7月29日「無」
  
いつものログ消去。
これからの作り直しと、
新しいつながり、外へのエネルギーを祈って。
 
  
 

inserted by FC2 system